不動産仲介会社は大手と中小どっちがおすすめ?



中古マンションを購入する際に、間に入って契約などを仲介してくれるのが不動産仲介会社です。いい不動産仲介会社を見つけることができると、手数料が安くなったり、購入前にきちんとその物件のことを知った上で安心して取引をすることができます。あなたにぴったりな不動産仲介会社を見つけていただくためにも、まずは不動産仲介会社のことをきちんと理解いただいた上で、どのように選んでいけばいいのか紹介します。

大手と中小の違いって?

中古マンションや不動産売買をする際にどの不動産仲介会社にお願いすればいいのか、非常に悩みますよね。今回はよくCMをやっている大手の不動産仲介会社から、地場に根差した小規模な不動産仲介会社との違いをそれぞれ解説していきます。

大手不動産系列の仲介会社

大手の不動産会社はテレビCMを活発に行っているため、ご存知の方も多いと思います。

メリット

大手不動産系列の仲介会社のメリットは、なんと言っても知名度です。また契約管理のオペレーションがきちんと整備されているところが多く、一連の取引を非常にスムーズに進めることができるでしょう。

デメリット

デメリットとしては、営業の抱えているノルマが厳しく、あまり積極的にネガティブな情報を教えてくれないことです。これは大手不動産全般に共通することですが、非常にノルマがきつく、どうしても成約数を達成させるためにこうした状況になってしまうのです。

3年以内に離職する人が業界で平均5割以上を記録している不動産業界の離職率は高く、企業によって違いますが3年以内に離職する人の数値が、業界で平均5割以上を記録しています。それだけ不動産業界で働いていくのは厳しい業界だと言えるでしょう。

引用:不動産(仲介)業界の営業の離職率と辞めたい理由

上記にあるように離職率が非常に高いため、営業に若い年代の方が多く経験の浅い方が担当になる可能性が高いという点もデメリットとして挙げられます。マンションの売買取引は人生でもっとも高額な買い物であると言っても過言ではありませんので、実務経験が豊富で勤続年数が長い方にお願いできることが理想であるのは言うまでもありません。

中小規模の地場系仲介会社

中小の仲介会社の特徴は当たり・ハズレが大きいことです。不動産会社は売買仲介だけ行っているわけではなく、賃貸仲介や物件管理も行っている会社が多いです。そのため、売買仲介の実績がどの程度豊富かは事前に確認・比較するようにしましょう。実際に売買の相談をしてみて、こちらからの質問にきちんと真摯に答えてくれるかどうかを見極めてみてもよいでしょう。

また中小規模の不動産会社は比較的歴史のある会社も多いので、定期的に転勤で入れ替わる大手の担当者と違い、そのエリアの事情に関してとても詳しいことが多いです。相談することで「あのエリアは1年後に売り出し出るかも」といった貴重な情報が得られる可能性もあります。

結局、大手と中小どちらにすべきか?

身も蓋もない話になってしまいますが、これには正解がありません。おすすめなのはどちらにも足を運んでみることです。その上で営業マンから提案される物件や土地勘、対応などを比較・検討するとよいでしょう。仲介会社の担当者も、競合となる会社がいることで、多少仲介手数料を値引きしてくれるかもしれません。

ただし、あまり多くの会社に相談をすると比較しきれなくなってきますので、3~4社ほどと実際に会ってみるとよいでしょう。実際に会ってみると自分に合う会社はここかな~となんとなくわかってくるはずです。