物件聞き込みサービスとは?
物件聞き込みサービス (別名「物件環境聞き込み調査」「物件調査報告書作成サービス」とも言います) とは、主に中古マンションや戸建て物件の購入を検討されている方が、購入後に後悔する可能性のあるリスク (「住人のマナーが悪い」「夜になるとヤンキーが騒いでいる」など) について、専門家が買主に代わり確認を行うサービスのことを言います。近年中古マンションの取引が活発化してきている中で注目度を増してきています。
内見だけでは見きれない情報を教えてくれる
マンションや戸建て物件を購入する際、必ずと言っていいほど内見をすると思いますが、内見時に確認する場所は間取りや設備、その他のスペック関係がメインで、少し詳しい人でも廊下やエントランス、エレベーター、ごみ置き場などの共用部が限界です。
しかしよくよく考えてみると、
- お隣さんはどんな人なのだろう?
- 近所付き合いはどの程度あるのだろう?
- 深夜は静かなのかな?
- 雨が降った際に冠水しないかな?
- 日中に砂ぼこりが飛んできたリしないかな?
- 周辺の小中学校の評判は?
など不安に思うことはいっぱいあるものです。しかし、こうした情報はいざ住んでみないとわからないものですよね。
自分自身で調べようにも、どんな質問を誰に対してすればいいのかもわからないですし、そもそも赤の他人に対していきなりズケズケと質問するだなんて、なんだか腰が引けてしまいます。そんなあなたに代わって当該マンションやその周辺エリアの情報を調べてくれるのが「物件聞き込みサービス」です。
どんな人におすすめのサービスか?
物件聞き込み調査サービスを利用される方は、
- 過去に引っ越しした際にトラブルに巻き込まれて、もう住まい選びで失敗したくない人
- 子供を育てる大事な環境なので後悔したくない人
- 高い買い物だから絶対に失敗したくない人
- そのエリアに対し、土地勘がない人
- 過去にご近所トラブルを経験された方
などさまざまです。
共通しているのは、よくわからないまま購入し、後悔してしまうのは避けたいという気持ちを持っているということです。
専門家ならではの網羅性
その物件のことをよくわからないまま購入し、後悔してしまうのは避けたいという気持ちを持っている方々に対し、物件選びの専門家が引っ越し先地域の情報を、ユーザーの代わりに近隣住民にヒアリングを行います。
ヒアリングする情報は、
- そのエリアの治安に関する基本情報
- 教育環境
- 危険な施設の有無(やくざの事務所やごみ屋敷)
- 近所付き合いの活発さ
- トラブルメーカーがいないか
- 騒音や異臭
など、物件購入後に後悔するポイントとして上がってくるもの全般となります。
ホームインスペクションとの違いは?
ホームインスペクションは建物のハードのチェックを主に行いますが、物件環境聞き込み調査は主にソフト(建物等ハード以外)の部分のチェックを行います。
いざ住むとなった場合、当然ハードだけでなくソフトの部分も重要となりますので、ホームインスペクションとセットでサービスをご利用いただく方も多くいらっしゃいます。