後悔したくない!中古マンション現地見学時に確認したいポイントとは?
現地見学(内見)とは?
現地見学とは文字通り、気になった物件を実際に見に行ってみることです。賃貸で物件を探す際も当たり前のように内見をしますよね。いざ行ってみて気づくこと、感じることはたくさんあります。図面や写真だけではわからない「広さ」「明るさ」「におい」「人の雰囲気」「色合い」「周辺環境」について実際に触れることができので、物件を検討・購入する際の決め手になります。
そのため、少しでも興味が出た物件があったら積極的に見学に行くようにしましょう。その際は必ず購入前に行いましょう。営業マンに勧められるがまま購入し、購入後に後悔する人も多くいるからです。
現地見学の流れ
1.予約をする
まずは電話やインターネットで現地見学の予約をします。日時を決める際は余裕をもって、1時間半くらいを目安に考えておくとよいでしょう。
2.現地で待ち合わせ
現地見学をサポートしてくれる不動産会社に指定された待ち合わせ場所に向かいます。「不動産会社の店舗で待ち合わせをして担当者に物件のとこまで連れて行ってもらう」ケースと、「現地に直接集合して待ち合わせるケース」の2パターンがあります。
3.現地見学をする
物件に関する資料をもらい、中を見学しましょう。見学している中で少しでも気になったことがあったら遠慮せずに質問をするようにしましょう。
4.アンケートに回答する
現地見学が完了したら、会社が用意したアンケートに答えましょう。もし今後不動産会社からの連絡が不要なで、その場で伝えておくとよいでしょう。
物件の担当者と一緒に見学しよう
「内見は一人で落ち着いてしたい」こう思っている人も多いと思います。確かに物件をじっくり見定めたいにも関わらず、横からアレコレ言われるのは面倒ですよね。
ただその一方で、物件の担当者しか持っていない情報もあったりするので、うまく活用することをおすすめします。どうしても一人で確認する時間が欲しければ、担当者に一通り説明をしてもらった後に、「少し自分一人で見せてもらってもいいですか?」とお願いすればいいのです。
物件担当者と見学をする3つのメリット
1.物件の魅力についてポイントを絞って教えてくれる
一人で見学をしていても、どこを見ていいかわからず、結果よくわからないまま終了してしまうことがありますが、担当者がいれば、その物件の魅力について、ポイントを絞って教えてくれます。
ただその一方で、あまりネガティブな情報は教えてくれないことが多いので、気になった部分があったら積極的に質問するようにしましょう。
2.気になる点があってもすぐに答えてくれる
- リフォームはできますか?
- 水回りの設備の位置変更はできますか?
- 気密性はどうですか?
など気になったことがあったらその場で質問して解決することができます。そのため、一人で見学するよりも検討する時間を短縮することが可能です。
3.周辺情報など、暮らしに関する情報を教えてくれる
その地元に精通しているため、安いスーパーに関する情報だったり、近くの学校の雰囲気、ご近所さんに関する情報を教えてくれます。気になることがあったら事前にメモしておいて、聞くのを忘れないようにしましょう。
何か持っていくべきものは?
現地見学(内見)する際は基本的には手ぶらでOKです。技術的な調査についてはホームインスペクション業者にお願いし、あなたは五感をフルに使ってそのマンションに住んでもいいかどうかを判断することに徹しましょう。
「不安だから何かしら準備をしていきたい」
そう考えているあなたは「携帯電話」「筆記用具」「家の家具の大きさを記したメモ」「メジャー」を持っていくとよいでしょう。筆記用具には物件担当者からの説明をメモしたり、気になった部分を写真と一緒に記録します。また家具の大きさについて記したメモとメジャーについては、今の家で使っている家具や家電をそのまま利用できるかどうかを確かめるために使います。
現地で確認すること
最低限確認しておきたいこと
1.ごみ置き場
ごみがどのように出されているかを確認することで、そのマンションの住人のマナーの度合いを測ることができます。また、管理がどれだけ行き届いているかもわかります。
2.エントランスの掲示板
エントランスにある掲示板には、そのマンションでホットなトピックスが掲示されているので、現在そのマンションではどんなやりとりがされているかを確認することができます。
もし何カ月も前の掲示がそのままボロボロな状態で貼りっぱなしになっていたら、そのマンションは管理にあまり力を入れていないかもしれません。
3.自転車置き場
ごみ置き場と同様、自転車置き場にも住人のマナーがよく現れます。どう見ても利用していなさそうな自転車が乗り捨てられていたり、ごみが散らかっていたりするようなマンションには注意が必要です。
4.廊下やエレベーター
廊下やエレベーターに虫の死骸やほこりがそのまま放置されていないかも確認しましょう。よく手入れの行き届いたマンションは毎日管理人さんが掃除をしてくれるため、歩いていても気になりません。
その他(周辺環境について)
駅までの道のり(急な坂がないか、交通量の多い細道がないかなど)、商店街や学校、スーパーなどのへ道のり、電車やバスの頻度と利便性、嫌悪施設(工場や火葬場など)の有無、物件周辺の今後の都市計画の有無など
その他(建物について)
床面積、天井の高さ、浴室・トイレ・台所のスペック、収納スペース、防犯対策、日当たり、風通し、生活動線の確認、性能評価書の有無、建物のメンテナンス計画とその費用、駐車場の有無、間取りなど