信頼できる不動産仲介会社の探し方・選び方【保存版】
日本には全国で12万を超える不動産会社があります。考えてみると、都心の駅ならたいていどの駅にも不動産会社って1つ2つありますよね。数千万円の買い物の仲介をお願いするにあたり、この数多ある不動産会社の中からどのように探し、選んでいけばいいのか、そのポイントをお伝えします。
有名=安心とは限らない
大手の仲介会社の場合、社風が体育会系のところが多く、ノルマが非常に厳しいケースが多いです。そのため、自社で成約してもらうためにいい情報しか教えてくれず、いざ住んでみて後悔することに・・・、といったことが起きることがあります。
一方で、中小規模の不動産会社の場合、サービスとして「売買の仲介」だけでなく、「賃貸の仲介」や「不動産管理」も併せて提供していることが多いため、大手と比べるとそこまで強引に営業をしない傾向にあります。
ただもちろんすべての会社に共通していることではありませんので、中小規模だからって必ず安心していいというわけではありません。
ではどういう観点で不動産会社を見極めればいいのでしょうか?
不動産仲介会社を見極めるポイント
業者にトラブル履歴がないか
都道府県の宅地建物取引業の担当課に行けば、不動産会社の「過去の行政処分歴」「営業実績」「業者の経歴」「資産状況」といった情報を確認することができます。
また簡単な方法として、インターネットで「業者名 評判」などで検索すると、情報が得られることもあります。
WEBサイトがあるか
インターネットで物件を検索するのが当たり前になっているこのご時世、WEBサイトがない不動産会社は集客に力を入れていないことが予想されるので、避けた方がよいでしょう。
担当者は信頼できるか
不動産の売買仲介は不動産や物件に関する知識だけでなく、資産運用や税金、ローンなど幅広い知識が求められます。あなたの人生にとって重大な買い物を任せても大丈夫かどうか、様々な観点で質問してみて、見極めるとよいでしょう。
気をつけたいのが冒頭でも述べたように、強引に契約を迫ってくるような担当者です。「今すぐ契約しないと他の人に取られてしまうから急いだほうがいい」などと言ってくるような担当者に当たってしまった場合、一度冷静になりましょう。お願いする仲介会社を変えてもいいくらいと思います。
業界団体に加盟しているか
業界団体では、不動産仲介会社に対し、加盟審査や定期的な研修会を実施しているので、団体に加盟していない業者と比較すると安心です。加盟している不動産会社の場合、ホームページや店舗に加盟団体を記載しているので、意識して確認するようにしましょう。
買い手側もマナーは守ろう
不動産仲介会社の担当者と信頼関係を築いておくことはとても重要です。「この人のためにいい物件を紹介してあげたい」と思ってもらえれば、担当者も人間ですからとても親身になってくれるでしょう。
ここでは最低限意識しておきたいマナーについてお伝えします。
情報は隠さない、うそをつかない
自己資金を過剰に伝えたり、年収を実際より多く伝えるなど、うそをつくのは絶対にやめましょう。必ず求められた情報や要望は正確に伝えるようにしてください。
不安なことはすべて質問をする
担当者に遠慮をしてしまい、希望条件や不満をはっきりと言わないといったことはないようにしましょう。担当者も何がよくて、何がNGなのかがわからないことにはいい提案をしようにもできません。そのため、疑問に思ったことや、不安に思ったことはすべて口に出すようにしましょう。