中古マンション購入における4つの注意点【保存版】
中古マンションに限りませんが、大きな買い物をする際は後悔を避けるためにメリットとデメリットをきちんと把握した上で判断することが求められます。今回は、中古マンションを検討されている方向けに、中古マンションの購入における注意点についてお伝えします。不動産会社の営業マンに勧められるがままに購入してしまい、いざ住んでみた後に後悔をすることになってしまったという人は非常に多くいらっしゃいますので、きちんとポイントを押さえておきましょう。
1.マンション内にトラブルはないか?
両隣の住人はもちろんのこと、上下階の住人やその他同じ建物にトラブルメーカーとなっているような住人がいないかどうか、リサーチしましょう。
特に音に関するトラブルは多いです。マンションレポートの以前の調査でも、カラオケの騒音で悩んだ方がいらっしゃいました。
特に苦情を言ったところでなかなか改善が難しいのが小さい子供です。男の子であればドタバタ走り回る音で、女の子であればピアノの音でトラブルになるケースが多いようです。
2.売主の売却理由は何か?
中古マンションが売却される理由として、下記のようなライフスタイルの変化によるものが多いです。
- 転勤することになった
- 子供が産まれた、成長して狭くなった
- 介護のために実家で暮らすことになった
- 相続による財産整理
売主の売却理由がこのようなものである場合、「このまま住んでいてもよかったけど、ライフスタイルの変化により売却せざるを得なくなった」と言えるため、購入しても安心なことが多いです。
一方で気をつけたいのが、下記のようなケースです。
- ローンが払いきれなくなり、修繕積立金も未払いの可能性がある
- マンションの目の前の空き地に別のマンションの建設計画がある
- 隣人とトラブルがあった
- 騒音がひどく、生活に支障をきたしている
- 欠陥住宅だった
このような理由で売却をしようとしている場合は購入は控えるべきでしょう。ただ、売主側もこうしたネガティブな情報は積極的に開示しない可能性があるので、注意が必要です。
この一つの目安として、「オーナーが何回変わっているかを調べる」という方法があります。例えば10年以内に2回以上オーナーが入れ替わっている場合、近隣住民もしくは周辺環境において、なんらかの不具合が生じていることが予想できますよね。オーナーが頻繁に入れ替わっている場合、その理由を確認するようにしましょう。
3.賃貸比率がどの程度か
検討している中古マンションのほかの部屋がどの程度賃貸に出してあるか確認しましょう。ほとんどの部屋が賃貸として貸し出されている場合、環境は悪い場合が多いです。分譲マンションの場合、生涯そのマンションに住むと考えている人が多いので、丁寧に綺麗に設備等を利用しますが、賃貸として住んでいる方の場合はそうとは限らないからです。
4.管理が行き届いているか
よく「マンションは管理を買え」といったりしますが、管理の質が日々の過ごしやすさを左右するといっても過言ではありません。エントランスや廊下、ごみ集積場など共用部を見て気になることがないかをチェックしましょう。また自転車置き場も管理の質が出やすいと言われています。
現地見学をされる際は、「後悔したくない!中古マンション現地見学時に確認したいポイントとは?」も合わせてご確認いただくことをおすすめします。